【社長向け】1分コラム
【社長向け】1分コラム
作成日:2021/01/01
価値観



10月号で「複業の勧め」を書いたところ、ある会社の社長さんから「いくつも違う仕事を掛け持ちでやっているから、本業がおろそかになるんだ!」と苦言を頂きました。

 11月中旬、朝一番に「先生、喉が痛いので、午後お休みをいただきたいのですが。」職員H君から言われました。

社員さんが、休みを取る事については「@他職員に穴埋めしてもらうよう、自ら段取りを行う。 Aサービス提供が円滑に行える状態にする」を満たせるのであれば許可しています。 私は、社員が休むことについて「理由を問わない。」と決めています。正確に言うと「私は「理由」を判断しない。」と決めています。なぜなら、理由を聞くと、「私だったら、そんな事で休まない。」「そんな理由で休むなんて。仕事をなんだと思っているのか。」とエモーショナルな葛藤・批判が生まれるからです。

「同僚が急用で遅刻のタイミングで?余程大事な理由があるのだろうか?」「喉で大病したことがあるのかも?」疑問符で一杯でした。しかし、「理由は問わない」と決めているので。仕事の段取り、割り振りなどの調整を行い、円滑にサービスが提供できる状態にできるのであれば良いと思いました。

 私たちは、それぞれが自らの労働に価値観を持っています。

「働く上で何を大切にしているのか」という労働価値は非常に大切です。ピーター・ドラッカーは従業員を採用するなら「休日に一緒にいても苦痛でない人を雇いなさい。」と言っています。私も、出来れば、価値観がずれた人とは働きたくはありません。なぜなら、経営組織の方向性がズレやすくなり、向かうべき方向性を常に舵取りする必要性が生まれ、無駄なコストが生じてしまうからです。

しかし、同じ価値観を持つ人しか採用しないとしてしまうと、従業員を雇うことなどできなくなってしまいます。

ですから、「違う価値観」を「私の価値観」で判断しない。「同意」できなくても何とか「理解」をするように努力しているのです。なぜなら、戦争や諍い、いじめ、陰口など―過去に人間が犯してきた元凶は、「「自分の価値観」で「相手の価値観」を判断、批判すること」だったからです。

 

 私は「自分の仕事を通じて」、自分の大切にしている価値観をすべて満たそうと考えています。自分の価値観を体現するためにリスクテイクして、起業しているのです。そして一つの仕事だけでは満たされない価値観があれば、「自分の価値観を満たせる活動を自ら創ってしまえばいいと考えています。私が大切にしているものは、能力発揮、自律、創造性、冒険、貢献です。「人生100年あるなら、やってみよう。」それが私の大切な価値観です。

2016年、歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞したボブ・デュランはDo what you have to do. Then it will work.」「やらなきゃいけないことをやるんだ。そうすればうまくいくさ。」と言っています。他人からの承認でなく、地位や名誉の為でもなく、夢中になって進むことがある事に感謝です。そして、「社労士の仕事」は、私の大切な価値観「貢献」に、いまだ含まれていますので是非ご安心ください。

お問合せ
あおば社労士事務所
 /鰍おば中央人事労務
959-1232
新潟県燕市井土巻2-238
 
TEL:0256-46-8441
FAX:0256-46-8442