【社長向け】1分コラム
【社長向け】1分コラム
作成日:2018/10/01
#dearMoon



今朝のニュースで、ZOZOTOWN運営会社の株式会社スタートトゥデイの 前澤社長が宇宙を舞台にしたアート・プロジェクト「#dearMoon」を、SpaceX社(CEOイーロン・マスク)と契約したことを報道していました。

 正直、わたくしは、閉所恐怖症なので・・・。宇宙旅行行ってみたいけど、風呂なし、パック宇宙食、一週間、狭い宇宙船で過ごすことがかなり過酷だなと思ってしまいました。

 

 株式会社スタートトゥデイの社是は「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」これのために前澤氏は仕事をしている。宇宙旅行の費用は一人25万ドルくらいなので、35億くらいの費用が掛かるはず。それでもこの事業をするのは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」を実現するために熱中しているからだと思います。

「熱中に勝る努力はない。」この言葉が、仕事の本質を表しているように思います。

 それは、お金持ちの経営者だからできるのだと考える人には、仕事は一生、苦役の対価で金銭対価をもらうだけの行為となってしまいます。

実際「仕事はチャンスの塊」です。収入機会でもあり、成長、学習、感動、社会貢献、人脈獲得機会、地位獲得獲得、名誉獲得機会・・・。仕事にはすべてのチャンスがあるからです。 私が最初にいただいた仕事は、コロコロ(粘着テープ)でチリを取る仕事でした。東京ドーム  個分の半導体の製造ラインを、宇宙服みたいな防塵服を着て8時間、コロコロやるわけです。埃のたまる場所や、中心から外側にコロコロしてゆく方が、早くきれいにできるなど自分なりに法則化して仕事をしてゆきました。単純な仕事の中にも、真理や法則などの深みがある。それを発見する喜びや、効率化をして達成感を得たりすることができるのです。「There are no small parts ,only small actors.

―小さな役などない、小さな俳優がいるだけだ−

コロコロであろうと、宇宙プロジェクトであろうと同じ仕事であるという事。それは、自立、自律、自助のキーワードによって可能となること。このことが、過重労働、ブラック企業、ワークライフバランスなどの諸問題を解決するキーとなることを次号でお伝えしてゆきたいと思います。


 

 

 

  

平成30年11月  編集後記

 

「仕事とは何か?」

「自立」と「自律」。この二つの言葉の違いについて意外と知られていないように思います。

「自立」=「知識、能力、経済、身体的に自立・独立する事。」

「自律」=「他者との関係の中で、自らの理念、哲学、行動を律して生きてゆくこと。」

二つの概念の順位、位置関係は考え方次第かと思います。ただし、人生、仕事を考えるうえで外せない言葉です。

仕事を得るためには、会社が求める、職務を遂行できるだけの「知識、技能、専門性、身体的能力」が必要となります。もちろん「コミュニケーション能力、常識、ビジネスマナーetc.」などのファンダメンタルズは言わずもがなです。

しかし、日本の労働市場においては、上記の職業能力等は、会社が教育機関の役割まで求められているのが現実です。こうした労働慣行が、労働者の「自立」という意識醸成するプロセスを奪いがちになります。この環境が当たり前であると考える一部の労働者は、フリーライダーと呼ばれる層になってゆきます。つまり、パレートの法則で言うところの、貢献しない層になってゆきます。この結果、日本の労働生産性は、過去20年間ほとんど向上していません。

しかし、「仕事はチャンスの塊」です。収入機会でもあり、成長、学習、感動、社会貢献、人脈獲得機会、地位獲得獲得、名誉獲得機会・・・。仕事にはすべてのチャンスがあり。このチャンスを生かした労働者は、自立する力を得ることができます。自立する力を得た労働者は、自ら方向付けして行動することができます。これは、自立する力を醸成する間に、自分を律する力、理念、価値観、信条も育まれてゆくからであると思います。仕事においても人生においても「自立」、「自律」の2つのキーワードが重要であると考えています。自身の足で立つという自立の力、自らの行動を他者との関係のなかで、自身の哲学、思想で方向付けることができるようになることは、自らの人生の羅針盤を手に入れることと同じです。これが持てない労働者は、「権利という名のフリーランチに固執、縛られた生活」、「強いられる労働」から逃れられないのです。なぜなら、人生は総量の決まった、トレードオフです。短期的に得したように見えても、長期的には損をしている者です。」

「犠牲(努力)を払わないものは、果実(成果)も得られない。」世の中には、「ただ飯は無いのです。」 {there's no such thing as a free lunch.}。なぜなら自立力、自律力を得るために努力(犠牲を払った)した人だけが見れる人生があるからです。

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