【社長向け】1分コラム
【社長向け】1分コラム
作成日:2018/09/01
人生100年時代



前回は、人生100年時代には、学生時代(学習)・職業時代・老後(引退)という3つのライフステージだけでは過ごせなくなる?を書きました。

人生100年時代には、定年年齢も伸び、職業生活も伸長することが容易にわかります。今まで以上に“仕事”の人生における位置づけが大切になってきます。

そこで“仕事”とはなにかをすこし考えてゆきます。“仕事”は非常に広い概念です。

「しょうがなくやっている仕事」〜「やりがいを持ってやっている仕事」。言い換えれば「労役、作業」〜「ライフワーク、志」ほど広範囲な意味を持っています。なぜなのでしょうか?これは「物事の解釈」によるものです。世の中で起こる事象に「意味は無い」、意味付けするのは「自分」なのです。

 仕事はたいてい、しんどいものです。楽な仕事などありません。同じ厳しい仕事をしていても、やる人によってその厳しさ、つらさの度合いが異なるのはなぜでしょうか。

同じ状況下で仕事をしても、ある人は「奮起し、はつらつと働き。」、ある人は「私だけが大変で、会社や周りが悪い、他人に責任がある。」ことになるのか。これは、物事をどう解釈するかによって自らの世界を作り上げているからです。つまり、「人生観」であるといえます。私は、職業柄多くの労働問題に関わってきました。そこで分かったことは、いくら専門的な経験、知識、技術を持っていても、この「人生観」が未熟な人は、不足感や不安感を持っている。または、仕事は、「生活の為、他人事であって、やらされている。」ととらえている人は、物事の考え方が角のある解釈などに凝り固まり、仕事や身の回りの事柄などの変化に遭遇すると、すぐにやる気を失くしたり、会社への批判を始めたりします。

つまり、同じ出来事に対して、明るく、前向きにとらえられる人は、どのような仕事でも「はつらつと、前向きに働くことができるのです。」

当社が、求人、採用の際にルールブックなどで「求める社員像」としてお話しするのは。「明るく、前向き、勉強好き」です。経験や知識以上に、この3つの要素を持った人はイキイキと信頼される仕事ができるからなのです。逆に、経験、知識、技術があってもこの「角のある、とがった独自の解釈、他人事のようなとらえ方」をする人は、有意な結果を残すことは難しいといえます。このように、「人生観=もの事のとらえ方」が健全であれば、より良い職業人生を歩むことができるでしょう。次回、仕事について多面的に考えてゆきます。

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