【社長向け】1分コラム
【社長向け】1分コラム
作成日:2017/07/01
日本人の一生は、役所と銀行、建設会社の為に働いている?



 

日本人の生涯賃金は、学歴、職種、性別、企業規模等によって大きく異なります。1億6,000万円から3億円超と倍近く異なります。大卒・大学院卒の生涯収入は、およそ3億円弱。県央地区の平均的な労働者像として、99人未満の企業規模で19,900万円。ざっくり2億円弱と言えるかと思います。

 所得税や住民税などの税金と、年金や健康保険などの社会保障費は生涯年収の2割、4,000万円となります。県央地区で一般的な家庭が購入する家、もしくはマンションは2,500万円前後、銀行に支払う金利負担が合計で1,250万円。また、平均的な生命保険の額は1,600万円。 そうなると、2億円からそれらを差し引いた残りの1650万円で、2280歳まで生活しないといけません(ここでは、年金収入と退職金は考慮に入れていません)。さらに子どもが1人いた場合、学費が11,000万円で、残りの生活費は9,650万円になります。すると、夫婦で年間166万円、月14万円弱に生活費を切り詰めても、まったくお金が残らないのです。 生涯年収2億円のうち、ほぼ半分の1億円弱が生活費と子どもの養育費で消えていきます。残りの1億円は、税金と社会保障費、家、銀行の金利や保険に消えていくのです。私たちの一生は、お役所と建設会社と銀行の為に働いていると言えるかもしれません。もちろん各人が自らの幸せの為に、各人の判断で購入しているわけですから全く問題はないです。時々このような視点で自分の人生を俯瞰してみると、自分の生き方を新たな方向で見つめなおしてみることができるのではないでしょうか。

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