作成日:2021/06/01
社員の離職
「社員が無断欠勤して来なくなった。SMSで退職願いが送られてきた」
「新卒入社の社員が一週間で来なくなった」
「入社1カ月目の社員が、診断書を持ってきて、明日から3か月休むといわれた」
「採用して半年で、産休、育休で一年休みたいと言われた」
「社員の親から、電話で退職の連絡がきた」
これまで顧問先様から「社員の不倫、横領、自己破産」、「無断欠勤」等々、人事・労務で様々な相談を受けてまいりました。
しかし当社でもGW明けに社員が無断欠勤の末、退職となりました。
顧問先様のご相談はたくさん受けてきたけれど、まさか自分の会社で……。
今後の労働力人口の減少は良く知られているところです。
さらに、経営者を悩ましているのは、離職率の高止まりです。
特に顕著なのが若年層の離職率です。
大学、高校ともに卒業から3年以内の離職率がそれぞれ約3割、約5割となっています。
せっかく採用して雇い入れても、3割~5割が3年以内に退職してしまうのです。
労働者全体でも、ここ10年間は離職率15%前後で高止まりが常態化しています。
20代では離職率が17.6%と最も高く、30代に入ると13.6%まで下がり落ち着いてきます。
最も離職率が低いのが45歳~50歳。中小企業は、ひとりの離職でも大きな痛手を負ってしまいます。
採用戦略として、年齢構成も大切ですが、離職しない年齢層を採用していくことも織り込み熟慮してゆかなければならないと痛感いたしました。
もちろん社員が離職してしまったのはすべて代表者の責任です。
そんな中、仕事の穴埋めを、他の社員が総出で毎日頑張ってくれております。
本当に感謝の気持ちしかありません。また前向きに頑張ろうと力をいただいております。