健康診断。みなさんは受けていますか。
私はここ数年、新しい大きな仕事に恵まれ、日程が合わずに健康診断を受けることができていませんでした。
昨年末、重要な仕事や出張が重なりインフルエンザに罹ってしまいました。
40度近い高熱が出たのですが家にあった適当な解熱剤で誤魔化して仕事をしていました。
2日目の夜に「高熱+固定薬疹」という重度アレルギー症状が出てしまい救急車で運ばれ点滴となりました。
インフルエンザの診断だけでなく重度アレルギー反応発症するおまけまで。
とにかく病気になってしまうと仕事や行動が制限され本当に困ります。
健康診断、休養、悪い時は無理せず医者で診断を受ける。
当たり前ですが大切なことと改めて感じました。
自分の体は全くほおっておいているのに、車の健康診断といえる「12か月点検、24カ月点検、車検」は毎回行っています。
会社の経営でも営業数値を確認して、経営分析をしています。経営分析は会社にとっての健康診断です。
つまり会社の健康診断を毎日行っているのです。
私が経営判断で重要視して、頻繁に確認しているのは、生産性分析と損益分岐点分析です。
生産性というのは簡単に言うと、どれだけリソースを投下して、どれだけ付加価値を算出したかということです。
つまり、投入量に対して産出量が高ければ高いほど生産性が高いと言えます。
そしてリソースとして一番難しいのは、「人」です。
機械や燃料などは安定的ですが、「人」というリソースは個人属性によって大きく産出能力が異なり、また変化します。
環境要因、心理的要因、精神的要因、教育要因、慣れや、怠け、思い込みなどによって生産性が変動してしまいます。
社員へのエンパワーメントは必要ですが、仕事は任せても、任せすぎない。
経営の専決事項には踏み込ませない。
見ていないように、見ておくことが重要です。
毎日の社員の仕事ぶりや変化は数字に表れます。
日常的に生産性分析を行う事で改善点が早めにわかり、経営の健全化を図ることができるのです。