作成日:2019/04/01
生きていることが勝利、あとはおまけ
人類、ホモサピエンスは20万年前に東アフリカの数千人規模の集団に属する、ミトコンドリア・イブを母系起源として生まれたと言われています。
10万年前からいわゆるグレートジャーニー(人類が世界中に広がっていく過程)がはじまり、6万年前にヨーロッパ大陸の南端に足跡を残し、4万年前にはヨーロッパの北部、シベリア中央部、日本列島、オセアニアにまで達します。
1万5千年前にはシベリア大陸からオホーツク海を渡り、北米大陸、南米大陸に達しました。
日本人には「うつ病」が多いと言われています。
それは、脳内のセロトニン量が大きく影響してると言われています。
そして日本人の95%がセロトニントランスポーター遺伝子S型を持ち、脳内のセロトニン量が少なくなる結果、神経質で不安を感じやすい気質となるそうです。
脳内セロトニン量不足によって「うつ病」を発症しやすさとも関係があると言われています。
しかし、この気質も決して「悪」というわけではありません。
生死をかけた過酷なグレートジャーニーを生き抜く中で有利に働き、生き抜いた遺伝子が現在の日本人となったわけです。
つまり今生きている日本人は、生存戦略の中で勝利した遺伝子なのです。
20万年を生き抜いた遺伝子がいまの私たちの生命。
つまり今生きていることは「勝利」の凝縮でしかない。
あとの人生は「おまけ」というわけです。
経営をしていると「営業がうまくいかない。売上が下がる、従業員の給料が払えるのだろうか。資金繰り。融資がつかない」と悩みや不安だらけです。
しかし、そんなことは「おまけ」。
たまには、ご先祖様のグレートジャーニーに思いを馳せてみませんか。