今朝のニュースで、ZOZOTOWN運営会社の株式会社スタートトゥデイの 前澤社長が宇宙を舞台にしたアート・プロジェクト「#dearMoon」を、SpaceX社(CEOイーロン・マスク)と契約したことを報道していました。
正直、わたくしは、閉所恐怖症なので……。
宇宙旅行に行ってみたいけど、風呂なし、パック宇宙食、一週間、狭い宇宙船で過ごすことがかなり過酷だなと思ってしまいました。
株式会社スタートトゥデイの社是は「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を」。
このために前澤氏は仕事をしている。
宇宙旅行の費用は一人25万ドルくらいなので、3〜5億くらいの費用が掛かるはず。
それでもこの事業をするのは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を」を実現するために熱中しているからだと思います。
熱中に勝る努力はない。この言葉が、仕事の本質を表しているように思います。
それは、お金持ちの経営者だからできるのだと考える人には、仕事は一生、苦役の対価で金銭対価をもらうだけの行為となってしまいます。
実際、仕事はチャンスの塊です。
収入、成長、学習、感動、社会貢献、人脈、地位、名誉獲得の機会……。仕事にはすべてのチャンスがあります。
私が最初にいただいた仕事は、コロコロ(粘着テープ)でチリを取る仕事でした。
東京ドーム6個分の半導体の製造ラインを、宇宙服みたいな防塵服を着て8時間、コロコロやるわけです。
埃のたまる場所や、中心から外側にコロコロしていく方が、早くきれいにできるなど自分なりに法則化しました。
単純な仕事の中にも、真理や法則などの深みがある。それを発見する喜びや、効率化をして達成感を得たりすることができるのです。
小さな役などない、小さな俳優がいるだけだ
(There are no small parts ,only small actors.)
コロコロであろうと、宇宙プロジェクトであろうと同じ仕事であるということ。
それは、自立、自律、自助のキーワードによって可能となること。
このことが、過重労働、ブラック企業、ワークライフバランスなどの諸問題を解決するキーとなることを次号でお伝えしていきたいと思います。