【社長向け】1分コラム
【社長向け】1分コラム
作成日:2018/03/01
採用すべきマイルドヤンキーとは何者か





 
 前月号では、中小企業の採用戦略について、
2点に絞った採用をすべきであることをお伝えしました。

@    優秀な人材ではなく、そこそこ「マイルドヤンキー」層を採用の中核として採用する

A    企業内で問題を起こす「不適格者」を採用しない。

 

  早速「マイルドヤンキーとは何者か?」「どうすればいいのか?」とご質問をいただきましたので、今回は、会社の採用におけるマイルドヤンキーについてお伝えします。

 マイルドヤンキーを馬鹿にしているわけではありません。

 確率的に、優秀で高い意欲を持った人間が、田舎の平凡な中小企業を選択する確率は非常に少ないこと。

 仮に優秀な人がいたとしてもそんな人は、自分で起業するか、上場企業を選ぶということをお伝えしました。 

 いずれにしても、上記で定義したマイルドヤンキー層は、地元経済消費活動中核でもあり、労働市場において最も供給数の多い層であるといわれています。

 困ったことに、日本の経営者は平均年齢が64歳。

 その経営者と全く価値観が違うということです。

 「お金」や「地位」、「名誉」といった従来価値にそれほど魅力を感じず、モチベーションとならない層が多く含まれています。

 ですから、60代、70代の経営層が考える「お金」や「地位」、「名誉」がインセンティブとして機能しにくい。

 給料を上げてもらうより、週末に家族や、仲間と楽しく過ごすことに重きを置く。

 そして仮に、あなたの会社で雇用していても、決して、あなたの会社で、この仕事がしたくて入社したわけではありません。

 会社や、職種などは基本的にどこでもいいのです。

経営者は絶対にそこを勘違いしてはいけません。

 彼らは、今働いている会社の隣に「もっと家族や仲間と楽しく過ごせる」会社があったら、そちらを選ぶことが普通です。

 経営者の価値観ではなく、彼らの物差しで労務戦略を立てておくべきなのです。

 基本的には、そこそこのお金、そこそこの家電、品物、仲間があり満足をしているのです。

 まずは、2割のハイパフォーマーでなく、そこそこ普通に働いてくれる6割の中間層を定着させる。

 これが一番重要です。

 ヒントは、労働ではなく、労働以外の条件にあります。シンプルに言うと「休日を増やす、労働時間を減らす」ことがポイントとなってくるでしょう。

 とにかく辞めないことが一番大切です。

 募集、採用、教育、OJT3か月でやめられてしまうと、おおよそ100万円をどぶに捨てるのと一緒です。

 次回は、会社でトラブルを起こさない、辞めない、マイルドヤンキーを採用する方法をお伝えします。

 

お問合せ
あおば社労士事務所
 /鰍おば中央人事労務
959-1232
新潟県燕市井土巻2-238
 
TEL:0256-46-8441
FAX:0256-46-8442