私:「あけましておめでとう。はい、お年玉。大切に使うんだよ」
小6娘:「パパ、お年玉は貯金するに決まっているでしょ」
私:「なんで使わないの。ゲーム欲しいって言ってたじゃない」
小6娘:「だって、私たちの時代は年金が無くなるんだって。将来の為に貯金しておかないとダメなんだよ。それにスプラ3(ゲームソフト)は、おばあちゃんに誕生日プレゼントで願いしてあるから大丈夫」
私:「……」
人生で一番無駄なこと。それは「お金を貯めこむこと」。
いや正確には、「将来(老後)の準備の為にお金を貯め続けること。そして最後まで使わずに死ぬこと」だと確信している。
自民党の石●総理は、
「年金が破綻しないように、安定的な財源が必要。社会福祉の恒久的財源の為に消費増税が非常に重要である」
と言っている。
財務省のHPには、
「社会保障制度の負担増を子や孫などの将来世代に先送りしています。少子高齢化が急速に進み、社会保障費は増え続けるため消費税増税が必要」
といった趣旨が書かれている。
多くのマスコミも財務省のコメント通りの記事報道となっている。
しかし自民党の岸◎元総理や、石●総理などの発言を聞くたびに「このど素人が!」と笑ってしまう。
少なくとも年金の専門家である社会保険労務士さんや税の専門家の税理士さんも同じように感じる人が多いはずだ。
頭の良い官僚やマスコミが言わないので、不肖 齋藤があえて言わせていただく。
「今の年金制度は絶対破綻しないし、小6の娘が年金をもらう頃であっても年金が無くなることはない」。
なぜなら、日本の年金制度は、破綻しない仕組みになっているからだ。
また、年金は「保険制度」であって「社会福祉」ではないからである。
すごくシンプルに説明すると、20歳から60歳までの40年間、給料の約2割相当の保険料を徴収される。
月給=αとすると。40年間×12月×0.2α=96αとなる。
給付は60歳から80歳までの20年間と仮定。給付額=96α÷(20×12か月)=0.4(約4割)。
毎月0.4α=月給の約4割が年金給付月額となる。
つまり現役世代収入の約4割が所得代替率(年金給付額)と考えられる。
実に単純な計算で成り立っている。
つまり40年間、給料の2割の保険料を納めて、老後20年間で月給の約4割相当額の年金を受け取るだけなのだ。
インフレ率、人口減少、死亡率など変動要因があるからもっと複雑なはずだと思ってしまうが、以下2点から説明する。
@【財政再計算】
人口動態、死亡率、インフレ率などは5年毎の財政再計算として年金数理として織り込み済み。
これは民間保険会社と全く同じ仕組みである。
インフレについてもマクロ経済スライド制度があり給付額を随時見直しする仕組みとなっている。
A【保険制度】
賦課方式をとっているため、現役世代の保険料が給付財源となっている。
先進国の年金制度は全て賦課方式を採用している。
先進国の年金制度は保険制度であるから年金数理によって給付と保険料を計算し運用している。
つまり石●総理のようなDQNが保険制度に税金を財源にする、まして消費税増税などはそもそも不要であり、筋違いであることは専門家であればすぐにわかることなのだ。
(消費税は社会福祉目的として増税されたがいくら年金給付に使われているかは不明というカオスな状態となっている)
「破綻しないのはいいけれど、もっと年金が欲しい、年金額を増やしたい」とお考えの経営者諸氏に耳よりのお話がある。
「年金額は景気が良くなれば増える仕組みになっている」。
少し詳しく言うと、需要増加、インフレ、経済成長、給与増加、需要増加の好景気の循環によって増えてゆく仕組みなのだ。
経営者のみなさんがすべきことはただひとつ。
貯め込んだお金―将来の準備のためのお金を明日から使いまくること。
特に60歳以上の私たち高齢者が無為に貯め込んだ1,600兆円の預金を使いまくり、需要喚起しディマンドプル・インフレを起こす。
こうすることで需要喚起、インフレ、賃金増加、経済成長、と好景気循環が生まれる。
でも「貯めるのは得意、というより生きがい、趣味」。だけれど、「使うのは無理、苦手」。
とおっしゃる経営者諸氏には特別に、私、不肖 齋藤がお手伝いします。すぐにご連絡ください。
私にお任せいただければ、あっという間に全部使ってみせます。
もちろん私にとっても大変な重労働ですが、みなさんの年金額アップの為であれば頑張ります。