【社長向け】1分コラム
【社長向け】1分コラム
作成日:2026/09/01
国債の真実―借金という怪談



 


私:「中2娘ちゃん、国債って知っている?」

娘:「国の借金でしょ。社会科で習った」

私:「その借金(国債)って返済日(満期)が来たら、どうやって返済すると思う?」

娘:「もちろん、増税でしょ。」

私:「お前は財務省か? 増税って言ったら、みんな怒って財務省前デモでしょ」

娘:「じゃあ、国民一人あたりの借金だって言って脅す」

私:「きみは、財務省の官僚なら即戦力だな」

娘:「本当は、また国債を出して返すんでしょ」

私:「エーッ、正解! 社会の成績2なのに、経済はわかっているのね」



国債の話になると、

必ず 「国の借金」 「子や孫へのツケ」 「日本は破綻する」 というお決まりの怪談話が始まる。

財務省が出てきて、

「このままでは国民は借金漬けで国が破綻する。」 とはじまる。



しかし、地元選出の国▲勇●議員、菊●真◆子議員などなど、

優秀な国会議員さんも財務省の間違った説明に異議を唱えないので、


この不肖 齋藤が言わせていただきます。


国債は家庭の借金とは全く違う。

そこで国債は満期が来れば、新しい国債を発行して古い国債を返すのだ。

これを「借換え」という。

主要先進国は借り換えで国債償還を行っている。

満期のたびに「全額現金で返します。足りないので沖縄をメルカリに出します」などとはやらない。




なぜ「借換え」ができるのか。

日本国債を欲しい人がたくさんいるからだ。

なぜなら日本は世界屈指の資産保有国で破綻リスクがほぼゼロ。

政府統合連結決算では資産が1,613兆円、負債が1,546兆円。

結果67兆円の資産超過という超絶健全国家なのである。

それを示す一例に世界中の巨大金融機関が主取引している、

国債保険CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)がある。

これは国債のデフォルトリスクの保険である。

破綻リスクが高ければ、保証料が高く、破綻リスクが低いと保証料が低いという仕組みである。

日本の保証料は非常に安く、財政健全国の上位に常にランクインしている

(保証料が安いトップ10に常に入っている)。

そんなわけで銀行、保険会社、年金基金は、安全に運用できる日本国債を常に探している。

日本国債は利子が付き、売買でき、担保にも使える、しかもデフォルトしない。

金融機関にとっては、実に便利な安全資産なのである。



要するに、日本国債は「誰も欲しがらない借金」ではない。

銀行も保険会社も年金基金も欲しがる、日本最大級の「人気金融商品」である。

にもかかわらず、財務省はそれを「国民一人あたりの借金」と呼び替える。

見事な言葉のマジック、二枚舌。さすが霞が関、増税前の腹話術だけは天下一品である。



さらに日本は「60年償還ルール」という、謎の儀式をおこなう。

令和8年度予算の

国債費31.3兆円のうち、利払いは13.0兆円、債務償還費は17.9兆円。

つまり「国債費が大変だ」と騒いでいる数字の半分以上は、

60年で返したことにする“元本返済ごっこ”なのだ。



もちろん、国債を無限に出せばよいわけではない。

大切なのは金額ではなく使い道だ。

未来の生産力を増やす道路、防災、教育、研究開発なら投資。

選挙前のバラマキは浪費。

借金が悪いのではない。

使い道が選挙目当てのバラマキであれば悪いのだ。



社長さん、借入を怖がりすぎて投資しない会社は衰退します。

これは老人が将来の不安の為にタンス預金を積み上げるような、滑稽な姿に似ています。


そして一方の従業員さん、会社の投資をすぐ「社長のムダ遣い」と決めつけるのは止めましょう。

経営者の持つ長い時間軸、広い空間軸での投資です、

それが未来の給料を作る種か良く見るべきです。



ちなみに私の個人的な借金は、すべて未来投資です。

しかしポルシェの修理代だけは、未来投資ではなく、ドイツに対する個人的ODAなのです。




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